何故日本の探偵業は資格制度を導入しないのか
聞くところによりますと、アメリカなどの一部の国においては、私立探偵はライセンス制度があって素人が勝手に探偵業務を行なう事は出来ないようになっているのですが、日本の場合は何の資格もライセンスも不要でありまして、これが業界全体の地位を上げあぐねているような気が致します。
やはりライセンス制度が無い事を良いことに、好き勝手に業務を遂行できるほうが良いと考えている探偵事務所が多いからなので有りましょうか?
確かに、日本の探偵業の依頼内容のトップはダントツで浮気調査だそうですから、浮気調査に国家資格が必要で検定試験が存在するのもおかしな気が致しますし、大きな政府から小さな政府への構造改革にも逆行する気が致しますが・・・・・・。
しかしながら、良い探偵さんとそうでない探偵さんが混在している業界でありまして、しかもその混在具合が、良い探偵さんとそうでない探偵さんのどちらが沢山いるのかさえ分からない業界なのですから、ここは業界として動いて、ライセンス制度を導入したほうが、かえって業界のプラスになるのではないでしょうか?
探偵のライセンスに関しては、最低限 法令順守だとか料金の透明性の確保だとかは必要ではないでしょうかね?
ちゃんとやっている探偵調査会社にとっては、素人探偵が進出してくることを阻止できますし、業界全体のステータスが今よりも数段上がることになって、業界全体の売り上げも大きく向上するのではないでしょうかね?
けど、日本では探偵業務をライセンス制度にしていく動きは残念ながら私は把握していませんので、当の間は無いように思われます。
追伸
浮気調査とか探偵をしょっちゅう使う人はそう沢山いませんので、消費者から探偵業界のライセンス制を求める声はなかなか出てこないと思いますので、探偵業界の将来の発展を真剣に考えている良心的な探偵調査企業から、日本でも探偵業のライセンス制度の導入を求める声を出さないと実現はしないでしょうね?
昨年の個人情報保護に関する法律が探偵業務にも勿論適用されますので、ほんの少しは法律的な制約が出てきたとはいえますがね。
ただまあ日本の私立探偵の場合厳密に法的な部分を適用しますと活動が出来なくなってしまって、事務所閉鎖って事になってしまうかもしれませんね。
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